ベトナムにおける防菌コンクリートの性能評価 下水道普及実証事業 採択(令和3年度・国土交通省)のお知らせ
ベトナムにおける防菌コンクリートの性能評価『腐食性コンクリート人孔(管)布設』について、国土交通省「令和3年度下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)」に採択されました。
<実証する技術>
耐食性コンクリート人孔の現地製造による品質確保及び布設に係る実証事業
・実施者:
株式会社安藤・間、グローバルワークス株式会社、学校法人五島育英会 東京都市大学共同事業体
・実施国:
ベトナム国(ハイフォン市、バクニン省、ドンナイ省)
・実証内容:
港湾都市であるベトナム国のハイフォン市は、干潮の影響を受けやすい箇所に埋設された老朽化した下水道管から海水が侵入するため、硫化水素が発生しコンクリート人孔の腐食が生じやすい環境にあります。
本実証事業で採用する技術は、本邦で開発された腐食抑制剤を混和した耐食性コンクリート人孔で、耐食性を有し、製造コストが安価である特長を有しています。
実証試験では、現地の材料や製造機械を使用して、JIS規格相当の性能と品質確保を確認するとともに、組立マンホールの追跡調査による継続的なモニタリングを行います。
また、現地セミナーや展示会への参加を通じて、製品の現地規格化を推進するなど、ベトナム国内をはじめ、東南アジア各国への展開を図ります。
腐食抑制剤(写真左)及び人孔耐圧試験(写真右):株式会社 安藤・間提供