キュアAceとは?
脱型直後のコンクリート表面に塗布することで、高性能な被膜を形成し、材齢初期の湿潤状態を保持します。
強度・耐久性・ひび割れ抵抗性・水密性・美観の向上が期待できます。
キュアAceの特長
■ コンクリートの品質が向上します。
- セメントの水和反応を促進する養生効果で、強度・水密性・耐久性が向上します。
- 高い水分逸散抑制により、ひび割れ低減効果があります。

施工方法
施工は簡単で、推奨使用量は200g/m² (100g/m²x2回塗り)です。
外気温5℃~40℃の環境で使用します。
📝 施工手順
Step 1: 型枠を取り外し、表面の乾燥を確認します。
Step 2: ローラーで100g/m²塗布し、乾燥後100g/m²を上塗りします。
施工状況
試験結果
水分逸散抑制、耐久性、ひび割れ抵抗性に関する各種試験を行い、その効果を確認しました。
- 水分逸散抑制: 高い水分逸散抑制効果があります。
- 中性化進行抑制: 無塗布時の1/3に低減しました。
- 塩化物イオン侵入抑制: 塩化物イオン侵入量がおおよそ半減しました。
- ひび割れ抵抗性:橋梁地覆高欄で効果を確認しました。
水分逸散抑制
中性化進行抑制
塩化物イオン侵入抑制
ひび割れ抵抗性
使用が想定される構造物
■ キュアAceは様々なコンクリート構造物で使用できます。
- 一般構造物(土木・建築)
- 橋梁下部工側面・上部工下面
- 擁壁
- 場所打ちカルバートの壁面・床板下面
- トンネル覆工コンクリートの内面
- プレキャストコンクリートの保管時
- その他
キュアAce-Jとは?
■ 施工目地部の不具合を低減します。
キュアAce-Jは、施工目地の付着を低減し、目地の付着が原因となる躯体のひび割れや浮きなどを防ぐための付着低減剤です。トンネル覆工コンクリートの施工目地部には、コンクリート打設後の温度や乾燥収縮変形に伴いひび割れや浮きが発生し、コンクリート片の剥離・剥落による第三者被害が懸念されます。目地部にキュアAce-Jを塗布することで、施工目地の付着を低減しひび割れや浮きなどの不具合を防ぎます。
トンネル覆工の不具合の種類
目地部不具合の発生メカニズム
施工方法
施工は簡単で、推奨使用量は200g/m² (100g/m²x2回塗り)です。外気温5℃~40℃の環境で使用します。
※覆工コンクリートの場合は内面から150mm程度の範囲に塗布します。
施工状況
試験結果
① 室内試験
施工目地を設けた試験体(10×10×40cm)の曲げ強度を測定しました。キュアAce-Jを塗布した場合の曲げ強度は、塗布しない場合の35%程度であり、付着力が大きく低減しています。
試験状況
試験結果
② 現場試験
トンネル覆工コンクリートにおいて、施工目地部にキュアAce-Jを塗布し目地部の開度をパイ型変位計で測定しました。キュアAce-Jを塗布した場合は、脱型時で既に目地開度が0.8mmであり(テーパーゲージ計測)、キュアAce-Jの大きな付着低減効果が認められました。
また、目地部にはひび割れや浮きなどの不具合は有りませんでした。

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